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圧縮下着が300円で買える?西宮防災リーダーが教える備えのコツ聞いてみた

しゃちょ美@にしつー
にしつー

阪神大震災から30年ということで「西宮防災リーダーの会」事務局の担当者さんより、そこで「え、そんなところまで気をつけるん?」というリアルな防災対策をいろいろ教えてもらいました。

気になる防災グッズ、まずはこの3つ

まず、モバイルバッテリーって何でもええと思ってたんですけど、ほんとはどうなんですか?安いやつ買ったりしがちなんですけど
実は、認証がない製品は火災リスクが高いんです。PSEマークCEマークが付いてるかどうか、ちゃんと確認してから買ってほしいですね。地震後の揺れで破損や衝撃があったとき、発火する可能性もゼロじゃないんですよ
モバイルバッテリーについて
モバイルバッテリーは「PSEマーク付き」を選ぶのが鉄板。非常時の電源として便利な分、安いからといって適当に選ぶと火事の原因になるかもしれません。普段使いするものだからこそ、品質重視で備えておきましょう。
で、停電した時の“明かり”ってどうするのがおすすめ? 懐中電灯はあるけど、意外と両手塞がるし……
そこはヘッドライト付き帽子とか、ヘルメットにライトが付いてるタイプがめちゃ便利ですよ。両手が空くので、がれきの中を歩くときも安全性がグッと上がります。停電の夜間に荷物運んだり子ども抱いたりするのに重宝します

ライトもこんなにいろんな種類がありますが。

こういう頭に巻けるタイプがおすすめとのこと。

ライトについて
ヘッドライトなら灯りを確保しながら両手がフリーに。災害時は周囲が散乱していて転倒の危険も高いので、足元をちゃんと見れるのは大きいポイント。普段のアウトドアや夜のジョギングにも使えるので、意外と活躍の場が多いかも?
あと、下着とか服装の備えはどうしてます? 避難バッグに服まで入れるとパンパンになりそうですし……
最近は圧縮下着圧縮タオルっていう、めっちゃコンパクトになるやつが3コインズでも買えますよ。収納スペースが少なくて済むし、衛生面も保てます

パカッと開けたらモコモコ〜っと膨らむので、非常時に清潔な服を確保できるのは心強い。

下着について
とくに女性は生理用品や下着を備えておくと安心。避難生活が長引いたときは意外とストレスになるので、あらかじめ圧縮タイプを常備しておくだけでめっちゃ助かりますよ。

震災当時の市民調査&実践アイデア

ちょっと見てください、これ

阪神大震災前と後の調査です。

「懐中電灯」と「携帯ラジオ」が圧倒的な人気ですが、ここで注目は「近隣の助け合い」が役立った第3位に入ってること。災害時はライフラインが途絶えてしまうケースも多く、周囲の人と協力してどうにか乗り越える…というのが現実だったみたいです。今は携帯ラジオがスマホに置き換わってるかと。

ライフライン復旧の目安
電力:7日
通信:14日
水道:30日
都市ガス:60日
阪神淡路大震災や首都直下型地震の被害想定などから)

水道が止まったらどうする?「飲料水」と「生活用水」を分けて考えよう


西宮市内の古川町で暮らす猫好き家族Kさんは、2リットル×30本=60リットルを一室に常備してるそう。3人家族で1週間分をめやすにしていて、賞味期限の近いものから日常使い&補充するローリングストック法」で管理。

僕も「とりあえず何本か買っとこ」とは思ってたんですけど、1週間分までは考えたことなかったな…

生活用水は水道水をペットボトルに入れて

飲料水以外に、トイレや洗い物用の水もないと困るんですね

日々のお風呂の残り湯を活用する人もいますが、地震の揺れでこぼれるリスクも。ペットボトルやポリタンクで「まずは3日分、できれば1週間分」を確保しておくと安心感がだいぶ違います。

家族構成で変わる「必要な防災グッズ」


小さな子どものいる家庭
・紙おむつ、キューブタイプのミルク、使い捨て哺乳瓶、離乳食、おしり拭き、カトラリーなど
女性
・生理用品、サニタリーショーツ、中身が見えないごみ袋、防犯ブザー、ホイッスルなど
高齢者
・介護用品、持病の薬、替えの入れ歯、キャリー対応のリュック

いつも飲んでいる血圧の薬なども、災害時は途切れてしまうことがあるんです。お薬手帳のコピーを非常用バッグに入れておくと安心ですよ

非常用持ち出し袋は「避難所生活」をイメージして準備

暗闇で避難するならヘッドライト必須。毛布1枚だけやと冷たい床に長時間耐えられへんし、周りは騒がしくて眠りづらい…

安めの防寒シートは破れやすくて寒いという声もあるので、ちょっと良質な寝袋や厚手のマットを検討するのもアリ。もちろんスマホ充電が止まれば情報がとれないので、充電コードや予備バッテリーもお忘れなく〜。

ローリングストック法で「古いものから使って補充」

「非常食=長期保存食」やと味がイマイチやし、いざという時に期限切れ…なんてことも。 でもローリングストック法なら、いつも使うお米やレトルト食品、ペットボトル水など多めに買って、古い順に消費&買い足し。これを続けるだけで自然と備蓄が回るわけです。

「3日分」〜「1週間分」を目標に、普段から多めに置いとくのがコツ!

なるほど〜。これやったら、非常食としてしか食べないレトルトを無理やり買わなくても、普段使いを回せるし、無駄が減る!

こんな感じで、震災時のランキングやライフライン復旧データを踏まえつつ、飲料水と生活用水の二本立て、家族構成に応じた防災グッズの用意、そしてローリングストック法という実践アイデアを取り入れてみるのはいかがでしょうか?

にしても、こんなにおいしそうなのも非常食で売ってるんですね。けど、アルファ米は常用してるご飯と比べて、やはり味は少し落ちちゃうそうです〜。

見逃しがちな防災対策いろいろ

ここからは、小さいお子さんがいる西宮の防災士さんや、実際に避難生活を経験した方々から聞いた「あるとめっちゃ助かるアイテム」をまとめてご紹介します〜

冬場の「防寒対策」がとくに大事!

  • ユニクロの極暖など、薄手でも温かいインナーを常備
  • 空気で膨らむマットやアルミシートを入れておくと、就寝時の低体温症リスクを減らせる
  • ベンチコートやロング丈のアウターは、移動もラク&布団代わりになるのでオススメ

僕ら普段は毛布1枚あれば十分やろ〜と思ってても、避難所の床は冷たく固く、騒音もあってなかなか眠れない。冬場に停電まで起きたら想像以上に寒いみたいです…

トイレ備蓄は「1人50回分以上」

水道がストップすると、トイレが使えない問題も深刻。携帯トイレや凝固剤だけでなく、汚物をいれるときのにおい対策の消臭スプレーや消臭ゴミ袋があると、避難所でも在宅避難でもかなり助かります。

また、ガラス片や倒れた家具が散乱した家を片付けるために、多めのゴミ袋や軍手、ほうきなどの清掃用具も忘れずに!

暗闇で移動&生活するためのあれこれ

  • 自動点灯するプラグ差し込み型のライトを普段からコンセントに挿しておくと、停電時にパッと点灯してくれて便利
  • 夜間移動用に蓄光テープを階段やドアノブに貼っておけば、真っ暗でも目印になる
  • ソーラー式のライト(100円均一で売ってる)をベランダや庭に置いておけば、停電時でも充電した分を使える(夜間の足元照明に地味に助かる!)

豆乳&シリアルは「神コンビ」

あ〜、うちの子もシリアルめっちゃ好きやわ

砂糖の有無を選べば子どものおやつや軽食、離乳食にできるし、豆乳長期保存タイプなら1か月〜数か月持つ。普段から消費しながら買い足すスタイルで、ローリングストックもしやすい食品なんです。「災害用のカンパンはちょっと…」って方でも、普段よく食べるシリアルなら気軽にストックできそうです。

お隣さんご近所さん

ランキングでも「近隣の助け合い」が上位に入っていたように、西宮では阪神淡路大震災当時、住民同士の連携が大きな力になりました。

もし震災で市内あちこちに火事が起きたら、消防車はすぐに駆けつけられないことも考えられます。道路がふさがれていたり、助けを求められて道中で止まったり…。そうなると、自分たちで消火を試みるしかありません。

実は阪神淡路のとき、同じような被災状況でありながら西宮は大規模火災を免れたんです。これは、消防団がポンプ車を出動させたり、住民がバケツリレーで火を食い止めたことも大きかったそう。西宮の震災当時の火事の約80%は、住民の力で消火されていたとの話もあります。

もし顔も知らないお隣さんと、何となく顔見知りの5軒先の知人が同時に困っていたら、やっぱり知人を優先してしまうかもしれませんよね。だからこそ、日頃から近所の方と「せめて会釈だけでも」しておくのって意外に大事かも。

近所のお祭りのイベントに行ったりとかも、ほんのちょっとしたきっかけから、人との繋がりが生まれたら災害時の不安も少し減るはず。ぜひ近所の方とあいさつとか会釈とかできたらステキですね。

まとめ

どれも「あれもこれも一気にやる」のはしんどいですよね。 でも、1週間分の飲料水を確保するとか、モバイルバッテリーをPSEマーク付きに買い替えるとか、近所の人にあいさつしてみるとか、1つでもできれば大きな前進かと!次の大地震から自分や大切な人を守る大きな力になると思います〜

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