国道171号と山手幹線が交差する「城ヶ堀町北交差点」の北東側の歩道に新しい防護柵が出来ています。
気付きましたか?
こちら↓
まだ出来たばかりで新しい感じがします。
先日通った時にふと「こんな柵いつからあったかな?」と思って調べてみました。
こちらは昨年の9月8日に撮影した写真です。
まだ無いですね。
こちらは1月15日に撮影した写真です。
もう出来てます。
確認してみたところ、昨年の11月に設置されたそうです。
なぜここに防護柵が?
3ヶ月くらい前から出来てたんですね。
意外と気付かないもんです。
しかし、なぜ北東側にだけ防護柵が設置されたのでしょうか。
「事故が多いから?」
「住民からの要望?」
柵を眺めていると疑問がわいてきたので、「国土交通省 近畿地方整備局 兵庫国道事務所」に問い合わせてみました。
防護柵が設置された経緯
昨年の5月に大津市で、集団で歩道を通行中の園児が犠牲になる交通事故が発生しました。
覚えている方も多いのではないでしょうか。
これまでも学校の通学路に関しては色々と安全対策が講じられていましたが、この事故を受け「幼稚園児や保育園児などの未就学児が日常的に通る道も一斉に点検しよう」という事になったそうです。
そこで昨年の6月以降、国や地方自治体、警察、各園などが協力して、子どもたちが日常的に通る道で危険なところを全国一斉で調査し、様々な対策が講じられました。
(参考資料)
(通知)未就学児が日常的に集団で移動する経路の交通安全の確保の徹底について
単純な「注意喚起」をはじめ、「お散歩のルートを変える」「信号機が変わる時間を変える」等々、出来る限りの安全対策が全国で進められています。
その安全対策の一つがこの防護柵の設置だった訳です。
「危険箇所の抽出」が昨年の9月まで、「安全対策の実施」が今年の1月までだったそうなので、国や関係団体が一丸となってかなり大急ぎで対策が進められ、本当に大変だったと思います。
防護柵設置の背景には子ども達の安全を願う関係者の方々の想いがあったんですね。