西宮の謎や疑問をにしつーライターが調べて記事にしてみるコーナー「にしつー探偵」。
今回は「SINさん」からのご依頼です。↓
阪神バスは「西宮職業安定所前」を「室川町」に変更しますね。
このバス停は室川町と青木町の間にあると思うのですが、どうして「室川町」にしたのでしょう?
それから隣の「中村」というバス停の名称の由来が分からないので、調べていただけたらうれしいです。
(SINきーさん、にしつー探偵へ依頼いただきありがとうございます!)
室川町・中村のバス停は地図ではこの辺り↓↓
まずは「中村」のバス停の名前の由来が気になるので「中村」のことから調べてみることにしました~
「中村」というバス停の名前の由来
とりあえず「中村」にマツワル物がないか?現地へgogo🚴
こーいう柱みたいなのってあやしいのよ~
と言うわけで色んな方向からチェック
出ましたっ!!中村氏子中(なかむらうじこうじゅ)
バス停の中村と関係あるのかわからないけど、なんかウレシイィィィ~🤗
氏子中って、同じ氏神を祭る人々という意味らしい・・・
中村が人の名前なのか?もしくは地名なのか・・・
ひとまず「中村」のヒントになりそうなものを見つけたので、ここからは事務所でひたすらググる&資料をペラペラ~🙌
※出典:にしのみやオープンデータサイト
天保14年(推定)につくられた西宮町の絵図です。
※日本ではかつて、右から左に進む横書きが使われていました
「廣田村」「越水村」「中村」「芝村」「津戸村」「六湛寺社」
ななななな「中村~」
出典:町名の話 ー西宮の歴史と文化ー(書籍)
町名の話 ー西宮の歴史と文化ーとういう書籍にも、「旧中村」広田と西宮の中間に生まれた村として「中村」のことが書かれていました。
書籍によると、この石柱は青木町旧中村を示す広田神社への道標石柱とのことです~😊
中村ってどんな村やったん?
- 中村は村自体がかなりの戦力(人口と経済力)をもっていた
- 村のリーダーも中村さん(地侍)だった
- 小さいながらも城寒もあった
- 豊かな村で、村域も広い村
- 中村を含め広田、西宮、越水、鷲林寺新田など現西宮の西南部は農業用水に恵まれなかった
- 江戸時代に現県立西宮甲山高校付近から数十メートルの岩を掘って建設した水路が命の水となった
- 水路完成の恩人が中村の庄屋であった
中村という村はとっても大きな村で、中村さんっていう村のリーダーはリーダーシップを発揮し、この時代の重要な人物だったみたい~
結論、バス停の「中村」の由来は、むかしこの地が「中村」という村だったためだと思われます。
もしかして「中村」の重要人物だった中村さんの名が残ったものとも考えられる??
読者さんからのご意見
中村に関して読者さんから届いた意見もここに記載しておきます~。
阪神バス「室川町」のバス停
※6/2撮影 阪急バスの停留所は以前と変わらず「西宮職業安定所前」
室川町のバス停は地図ではココ↓↓
「© OpenStreetMap contributors」
- 市民運動場行のバス停は「室川町」ある
- 中村行のバス停は「青木町」にある
阪神バスさーん🚌教えてくださ~い
ということで、阪神バスさんに質問を投げてみました~
回答🚌🚌🚌↓↓
- バス停の名は同一名称にするというルールがある
- 神戸市東灘区青木(オウギ)に阪神青木駅がある
- 同じ「青木」であるため混乱を招く可能性がある
- 室町町は地域に馴染みがあり、混乱を招きにくい方の「室町町」を優先した
という回答がありました😀
バス停の名が「青木町」ではなく「室川町」になった理由になっとくです~
さいごに
バス停の名称「中村」について読んだ町名の話 ー西宮の歴史と文化ー
こんな感じの本はめちゃくちゃ苦手で、知らない漢字もいっぱい、わからない単語もいっぱい・・・😥
おまけに村の名前も「中村」
中村のリーダーの名前も「中村」って言うもんだからナゾナゾですか😱
本を読みながら、「この話って地名の中村のことなん?」「人の名前の中村ことなん?」
「どっちの中村のことよ~!!」ってなんども訳がわからなくなりました~😀