古野電気のサポートでヨットレースでも世界一周達成されています。
達成された方はこちら↓
左の方がチームオーナーの中川さん、右の方がTEAM MILAI船長の鈴木さんです。
ちなみに中川さんは西宮出身です。
TEAM MILAI(チームミライ)って何?
「TEAM MILAI」とは「Globe40」という2人で乗る世界一周をするレースのセーリングチームのこと。セーリングとはヨットの競技みたいな意味です
今回、古野電気さんがスポンサーとしてTEAM MILAIのヨットに機材を提供。そしてそして過去、古野電気さんはセーリング業界の方々に機材を提供しています。
堀江謙一さん↓
辛坊治郎さん↓
世界一周でトラブルがすごかった
レース最初は順調に進んでいて、TEAM MILAIは最初ずっと1位だったんです。
ですが、その後のレースで相次いでトラブルが続きます。
- シャチによる襲撃で舵が大破
- キールという飛行機でいう翼の役割から異音で不具合
- セール(帆)が破損(30時間縫い続けて修理)
こんな状況下にも関わらず、総合2位で進んでいました。
が、ブラジルに向かう、周りに山に囲まれた風が吹かない海峡を航海中。。。
未確認浮遊物体に激突!
船が損傷を受け、近く1000km先の港に移動。応急処置をしてアルゼンチンに移動するも、修理は35日!
ということで、もう順位ではなく、楽しく安全に走ることに切り替え。。。
無事世界1周を達成
世界の古野電気の機器。
GPSアンテナはオートパイロットを作動させる機器ですが、一度もエラーがないんだそう。
「本当に素晴らしい機器だと実感しました」と古野電気のみなさんの前でしみじみ語ってました。
未来のセーラー(ヨットに乗る人)からの質問で
「航海中に美味しかったのは何ですか?」のかわいい質問に
- お茶漬け
- かつお節ご飯
って回答がほのぼのした〜。
他にも、世界1周した人の「へぇ〜」ってなるものを置いておきます。今夜の雑学ネタにどうぞ
- 最初の3日が船酔いできつい。2時間寝て2時間仕事というリズム(中川さん)
- 3畳の空間で1ヶ月以上過ごすから、船は歩かない。だから筋トレ。階段昇降的な
- トイレ、キッチン、シャワーもない。お湯はわかせる
- 9ヶ月間、基本レトルト食品しか食べてないですが、めっちゃ健康
- おにしのアルファ米は5年持つ
- イルカはしょっちゅう見るので珍しくない。見慣れる。めっちゃ並走してくる
- 雨雲がめっちゃ怖い。昼は見えるけど夜は見えない。古野の機器で予知可能
- トイレはバケツ。動くバケツを押さえながら用を足す
- 基本的に海外は英語がよく通じる
- 楽しかった国はカーボベルというアフリカの島国。なんと雨降ったのは4年前だとか(中川さん)
- 楽しかった国はアルゼンチン。なぜなら肉がうまい!赤みがうまい。人が優しい。環境もいい(鈴木さん)
- レースに勝つコツはルーティングソフトでコースをどう決めるかが鍵
- 時速20キロは船では早い速度
- 60000キロ航海(世界一周は45000キロ)
動くバケツの図。
さいごに
こんな大変な航海をユーモアたっぷりに語れるのは、世界のフルノ、西宮のフルノの支えがあったからこそ。今後も最新のテクノロジー機器の開発できたらいいですね。