2017年から始まっている「SARAH JAPAN MENU AWARD」というグルメアワードがあります。
グルメコミュニティサービス「SARAH」と講談社が主催するアワードで、関東、関西、九州、東海、東北、北海道の6エリアごとに星1~3で表彰されるそうです。
2019年度のアワードが先日発表され、西宮のお店もいくつか選出されています。
詳細はこちらをご覧下さい↓
SARAH JAPAN MENU AWARD 2019公式サイト
今回ご紹介するのは関西の食パン部門で星二つを獲得した「食パンNICO」さんです。
オープンして2年ほどの食パン専門店ですが、アワードを受賞するなんてすごいですね。
どんなお店なのでしょうか。
「食パンNICO」外観
JR西宮駅の近く、国道2号に面した西宮中央卸売市場の一角にお店があります。
こちらがお店の外観です。
印象的なロゴマークが目印ですが、このマークはオーナーが自ら描かれたそうですよ。
ポスターもリニューアルされ、二ツ星が輝いていますね。
「食パンNICO」店内の様子
お店の敷地は全部で8坪しかなく、食パンを製造して販売するのにギリギリの広さです。
お店に入るとすぐカウンターがあり、食パン1種類のみを販売しています。
こちらがカウンターです。
暖簾の向こうはすぐに製造場で、オーブン、ドゥコンディショナー、作業台などが所狭しと並んでいます。
ジャムも少し売っていますね。
壁側はこんな感じ。
取り扱っている食パンはこの「笑みちゃん」(670円)一種類のみです。
こちらがアワードの表彰楯です。
アップにしてみます。
こちらです。
関西全域の食パン屋さんで三ツ星が5軒、二ツ星が5軒しか選ばれていませんので、やっぱりすごいですよね。
実はこの楯は透明なので、向かいの壁が映ってしまっていますが……
雑誌にも何度か取り上げられたそうです。
せっかくなので食パンを買って帰りました。
「食パンNICO」商品
こちらが「笑みちゃん」(670円)です。
小麦粉はカナダ産、バターは通常のバターとフランス産の発酵バターを混ぜて使用、生クリームは乳脂肪分が48%の高級クリーム、等々原材料にもこだわって、何度も試行錯誤を繰り返して出来た食パンだそうです。
また、通常は食パンの生地を発酵させる時の温度は大体人肌くらいなのですが、こちらのお店では何と10度前後の低温で発酵させているそうです。
10度というと冷蔵庫くらいで、イーストがギリギリ活動するかどうかくらいの温度です。
もちろん時間がすごくかかりますが、その分きめ細かく食パンの甘みも増すそうですよ。
パンを割いてみるとこんな感じです。
生食でも、トーストしても、サンドイッチにしても美味しい食パンを目指して作られたそうで、とてもきめ細かく、耳まで柔らかくて美味しい食パンですよ。
こちらのオーナーは元々は整骨院をされていたのですが、食パン好きが高じて2年前に一念発起し、ゼロから食パン作りを始められました。
パン屋さんでの勤務経験は無いとの事ですが、その分固定概念にとらわれる事無く、自由な発想で美味しい食パンを追求できているんだそうです。
卸売市場の再開発に伴って一度お店を移動しなければならないそうですが、食パン屋さんは続けるつもりとの事です。
これからも美味しい食パンを作り続けて欲しいですね。
「食パンNICO」店舗情報
★営業時間 11:00~19:00(無くなり次第終了)
★定休日 不定休(ほぼ無休)
★電話番号 0798-22-6001
★住所 兵庫県西宮市池田町4-22 池田ビル 1F
★カード支払い 不可
★関連リンク
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(※価格・メニュー内容・営業時間などは取材時のものです。最新の情報はお店に直接ご確認下さい)