山口町下山口の公智神社(くちじんじじゃ または こうちじんじゃ) 旧神輿殿のかやぶき屋根 全面葺き替えした姿を見てきました。
こちら↓
こちらの旧神輿殿は、本社拝殿に向かって右側(北側)に建っています。茅葺き屋根を全面葺き替えする修復工事が行われ、令和4年3月31日に完了したところのようです。
下から見上げてみました。ぎっしり詰まってる〜!隙間なく、整えられています。
草で作っている屋根なのに、雨漏りしないのなんでかな〜?と思いましたが、茅を束状にすると起こる導水効果によって、茅の表面や内側を水が流れていくので、下に漏れてこないと考えれているそうですよ(なるほどー!)。
西宮市指定文化財に指定されている建造物なんですね。
茅葺き屋根とは
茅とは屋根を葺く草の総称のことで、茅という植物はありません。
茅の材料には、すすきの他に葦(ヨシ)、かりやす、かるかや、しまがや、ちがや等のイネ科の多年草が使われます。
※かやぶき工房より引用
上記引用元によると、茅葺き屋根のかたちには寄棟造り、切妻造り、入母屋造りの3つがあるそうですが、公智神社の茅葺屋根は、「入母屋造り」かなと思います〜(素人の理解ですが、たぶん・・・)。
葺き替え前の姿
※神社巡遊録よりキャプチャー
葺替え前の姿も趣があって、これはこれでいいなあと思ったりするのですが、葺替え後の写真と見比べると、葺替え後はかなり美しい〜😍
さいごに
茅葺き屋根は夏に涼しく冬に暖かいため、四季のある日本の風土にとても適しているそうです。世界文化遺産の「白川郷」や、五箇山の合掌造りが有名ですが、そこまで行くのはちょっと気合が入りますね💦
西宮でも見られるなら、葺替えしたばかりのきれいな今、足をのばしてみませんか〜?