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西宮で1番暗い場所に探検しに行ってきた【にしつーアウトドア】

しゃちょう@にしつー

先日10月31日に西宮つーしんので西宮で1番暗い場所に行ってきました。

ここです↓

トンネルです。

今回、西宮つーしんでは、西宮で1番暗い場所として、とあるトンネルを探検しに行きました。

西宮で有名なトンネル3選

西宮には有名なトンネルといえば以下の3つ。

盤滝トンネル

西宮の南北を結ぶ盤滝(ばんたき)トンネル。

平成30年4月から無料になりました。

岩園トンネル

あんまり有名じゃないかもですが岩園トンネル

西宮市と芦屋市との境界にある約60mほど短いトンネルなんです。

正式名称は岩園隧道(いわぞのずいどう)といいます。

マンボウトンネル

テレビに取りあげられることも多いマンボウトンネル。

人1人が通ることが限界で、高さ1.3メートルで幅1.5メートルしかありません。

以前、記事にしています。

どのトンネルも有名だったり、少し変わったトンネルですよね。

ですが、今回行ったトンネルはこの3つのトンネルに共通する何かがありません。

JR福知山線廃線敷のトンネル

今回行ったトンネルは西宮市塩瀬町にあるJR福知山線廃線敷(JRフクチヤマセンハイセンジキ)にあります。

JR福知山線廃線敷。

知ってます?

かつて機関車走ってたJR福知山線で、今は使われていません。だから廃線。

廃墟の線路バージョンです。(ですから廃墟マニアにも好かれてるだとか)

ここには6つのトンネルがあります。

この6つのトンネル、普通は当然ある「何か」がありません。

6か所のトンネルの地図はここ↓

(武庫川より西はちゃんと西宮市です)

廃線。

だから、電気がきていません。

つまり。

照明がありません。

しかも、最長のトンネルは400mを超えます。

だから、お昼でもトンネルの中は、真っ暗闇になります。

暗すぎるので普通の懐中電灯だけでは全体は照らせません。それだけ暗いということ。

そこで、今回で西宮で1番真っ暗なトンネルの中に、何があるのか撮影してきました。

 

このあとの記事は「廃線敷までの行き方」など前置きが長めです。

「自分も行ってみたい」って方はじっくり読んでみてください。

トンネルのとこだけを読みたい方はこちらをクリックすると飛ばせます。

このトンネルの行き方

このトンネルがあるJR福知山線廃線敷へ行く方法は3つあります。

  • 生瀬駅(西宮〜宝塚ルート)
  • 西宮名塩駅(西宮〜宝塚ルート)
  • 武田尾駅(宝塚〜西宮ルート)

今回は生瀬駅から行きました。次回は名塩からチャレンジしてみます。

(理由は2つ。西宮から行きたい。あと生瀬駅からが基本ルートっぽいから)

生瀬駅まで

西宮つーしんは阪急夙川駅から行きましたので、どんな感じで行ったか簡単に説明します。

阪急夙川駅から西宮北口駅で乗り換えします。

今津線で宝塚方面へ。

終点の宝塚駅まで7駅。14分で着きます。

阪急宝塚駅からJR宝塚駅に乗り換えします。

JR宝塚駅では1番線の三田・篠山口方面へ。

宝塚駅から下車する生瀬駅までは一駅です。所要時間はわずか2分。
(生瀬駅へは特急も快速も止まりませんので「普通」に乗ります)

生瀬駅の改札を出ると、廃線敷マップのポスターがありました。

右側の小さいのマップはもらえます。ダウンロードもできますよ~。

マップはこちら↓

生瀬駅からJR福知山線廃線敷まで

生瀬駅から廃線敷まで歩いて約15分くらい。

まず、駅を出て右に進みます。

すぐのところにコープミニがあります。

ここで、飲み物を確保しました。おにぎりとかも売ってます。

176号線沿いを歩きます。

かなり狭い歩道です。

176号線沿いを歩いていくと、黒い案内板があるので、それに従って進みます。

「矢印→」のとおり、この信号を渡ります。

このフェンスのところに小さい道があります。

ここにも案内板が。あと250mです。

この道からは住宅街に入ります。静かにササーっと進んでいきます。

途中に自販機でありました。

最後の水分補給ポイントです。貴重です。夏ならオアシスです。

このまま住宅街を進むと。

林っぽいところに入ります。

下り坂を下ります。

下りきったところから

  • 左に行くと、廃線敷の入口
  • 右に行くと、トイレ

トイレはこんな感じ↓

廃線敷内にはトイレはありません。ここで行っておきましょう。

簡易式のトイレなんですが、想像してるよりキレイでした。

そうそう、男性用トイレの水を流すのに何かを踏むんですが、水の流れ方がちょっと面白かったので、是非体験してみてください。

廃線敷の入り口

廃線敷の入り口はこんな感じ↓

いろいろ注意事項が書かれています。

落石・倒木・滑りやすいなど。

さらに『昼間でもトンネル内は「暗闇」となる箇所があります』とのこと。

最強の懐中電灯を持って行った

ですので、にしつーではネットで誰かが言ってた「最強の懐中電灯」を買ってしまいました。

TN36というLED懐中電灯で、最大11000ルーメンで照らせます。

60ワットの白熱電球が約14個分。車のヘッドライトよりも明るいらしいです

この電池、単三っぽいですが、18650サイズという謎サイズで大きいです。しかも充電式。(TN36本体充電池4本セットと充電器を買いました。全部で24000円くらい)

武庫川沿いでメッチャ景色がきれい

廃線敷はずーーっと武庫川沿いを歩きます。

この雰囲気は、まさに秘境。ここ西宮市内ですよ。

写真の真ん中の大きな岩を、よ~く見てください。

図鑑とかで見るハチの巣です。

しかも現役だったようで、蜂がブンブン。道のとこまで数匹飛んでました。

岩の上に多数の石があったので、ハチの巣に石を投げてる人がいるかも。危険なので止めてくださいね。

西宮で1番暗い場所、廃線敷のトンネル

廃線敷を進んでいくと、ついにトンネルが現れました。

めちゃくちゃ暗い

最初のトンネルは全長319mの北山第1トンネルです。

住所は西宮市塩瀬町にあります。

観光客もいて、のどかな風景ですよね。

そんな中に独特な雰囲気を発するトンネル。

まるでブラックホールのように見えませんか?

おどろおどろしい雰囲気が漂います。

トンネルの中の模様が木星のしま模様みたいで不気味です。

反対からだとこんな感じ↓

トンネルから外を見ると、あんまり怖くないのが特徴です。

ちなみに、が持ってる太陽みたいに明るいのが、さっき紹介した最強のLED懐中電灯です。

では、トンネルで懐中電灯無しで撮影してみましょう。

真っ暗感が伝わりました?

トンネルの入り口の明るさがわずかにあるポイントでこの暗さ。

では、進みましょう。

トンネルの天井から水が落ちてる場所があって、水たまりになっていました

また、壁にいくつかの謎のへこみがありました。

とりあえず精神統一。

廃線敷で1番長いトンネルに突入

次はJR福知山線廃線敷で1番距離が長い北山第2トンネルです。

その距離413m。

阪急西宮ガーデンズの北モール、東モール、南モール、西モールをグルっと1周できるくらいの長さです。

西宮で1番暗いトンネルはこちら↓

このトンネルの入り口はレンガではなくコンクリートっぽい見た目です。

反対から撮影するとこんな感じ↓

トンネル内に生命を発見

トンネル内を進んでいきます。

明るく照らしているので、全てよく見えますが、これを消すと本気で真っ暗になります。

もちろん真っ暗なのでカメラ撮影しても、映るのは黒だけ。

穴からチョロチョロと水がながれています。

洞窟内を探検してるって感じでしょ。

絶対に前からボス的な何かが出そうな雰囲気です。

勇気を振り絞って前に進みます。

すると、左手に大きな空間がありました。

えっ?なに?

完全なコウモリやん!

奴らホントにぶら下がってるんですね。

にしても、1番右は、絶対ですよね?

トンネルでネットが繋がるか実験

ちょっと夢だったトンネル内でPCをやってみます。

(西宮つーしんのページを表示した状態でPCを開いています)

iPhoneのインターネット共有(テザリング)でネットに繋げようとしてみます。

いざ、更新ボタンを押してみると、

ネットにつながりません。

圏外だからです。

トンネルですから当たり前ですよね。

そして、ようやくトンネルを抜けると

ひゃ!

白い何かがある。

何これ??

謎の服と、そこそこ新しいハンドタオルがフェンスにかかっています。

しかも、向こう側には「転落注意」の看板。

ちょっと怖かったです。

緊張をほぐすために、休憩をとります。

3つ目のトンネルの先を超えると

2つ目のトンネルを抜けて次のトンネルに向かっている道に、謎の物がありました。

見張るやつ?

何やろう??

見てみると。

川に降りるハシゴがありました。(実際は写真より高く感じて怖いんです)

サラッと怖いこと書いてますし。

3つ目のトンネルです。

全長149mで、最初の2つのトンネルと比べて半分以下の長さです。

トンネルの出入り口にイスがあります。

このトンネルを抜けると、数あるJR福知山線廃線敷のブログなどで必ず登場するあの有名な

鉄橋(第2武庫川橋梁)が登場します。

西宮つーしん的にもこの鉄橋は重要なポイントとなります。

なぜなら、

写真に写ってる2人の手前側が西宮市で、奥側が宝塚市だからです。

なので、僕たちの旅もこれにて終わり。

ここらで引き返しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、せっかくなので、最後まで歩いてみることにしました。(最初からそのつもりなんですが)

宝塚からのトンネル

ここからは西宮市ではないので、完全にアウェイです。なんだか心細い。

宝塚市に入って最初のトンネルは長尾山第一隧道です。

JR福知山線廃線敷の4つ目(西宮側から)のトンネルです。

全長306mです。3番目に長いです。

なんと、トンネルを進むが消えます。

まるで吸い込まれていくかのようにオレンジ色が消えていきます。

ということで、4つ目のトンネル内も探っていきましょう。

壁にいた何か

この果てしない洞窟感。

で、壁を見てみると

おわかりいただけただろうか?

ゲジゲジ!!

しかもデカい。

大きさがわかりにくいですが、手のひらくらいなんです🙀

オオゲジというそうで、洞窟に生息してるそうです。

宝塚市なのに西宮

4つ目のトンネル以降は完全に宝塚市ですが、ホッとする瞬間がありました。

なんと!西宮の桜の木を発見しました!

品種は西宮権現平桜だそうです。

ホッとしたのもつかのま。

なんですとーー!

が出るかもという注意文。

過去に熊の目撃情報があったようですが、爪痕や足跡などは未確認だったそうです。

いませんように。絶対に遭遇しませんように。

それでは、気を取り直して。

次の5つ目のトンネルは長尾山第2トンネル147mです。

直線なので、向こう側が見えております。全然暗くない感じですよね。

でも足元には懐中電灯を照らしておきたいです。

ほら。このトンネルは枕木がクッキリ見えて素敵です。

そして、ついに、ラスト6つ目のトンネルへ。

長さは91mで1番短いです。ここからトイレまで350m。もうゴールですね。

今まで長距離トンネルを何本も抜けてきた勇者からすれば、大したことはありません。でも懐中電灯は離さない。
(トンネルが怖い人は、武田尾駅ルートから行くといいのかもね)

このトンネルを抜けて少し歩くと、

お。廃線敷は終了ですね。

ここにはトイレもありますし、お食事処もあります。

廃線敷の距離は4.6km。

普通に歩けは1時間くらいですが、撮影やらで2時間半くらいかかりました。

西宮〜宝塚のトンネルの長さの順番は

319m→413m→149m→306m→147m→91mです。

最初に強敵が2つ連続できますので、徐々にレベルアップして、トンネル探検をしたい方は武田尾駅ルートから行くのがベストかも。(ラスダンとはテレビゲームで最後の洞窟とかの意味です)

今回歩いたルートはこちら↓

ルート動画はこちら↓

武田尾駅までの道に武田尾温泉があります。

日帰り温泉は土日祝のみだそうです。開館 11:00 閉館 18:00 最終受付:17:00。公式サイト

武田尾駅に到着しました!

ここまで夙川駅から4時間くらい。サクッと行けば2〜3時間で行けるかと。

さいごに

JR廃線敷が行ったことがない人は是非行ってみてください。

山、武庫川、廃線、トンネル、コウモリと秘境感を味わえること間違いなしです。

ちなみに西宮観光協会主催で廃線敷を歩くプチツアー的なものが500円で参加できるようです。11月30日(土)だそうです。お申込みはこちらです。