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前回、曲のイメージを膨らませる作業について書きましたが、並行してボイストレーニングも始まっています。
もちろん基礎的な歌唱力を養う為のトレーニングなのですが、初回はまず現在の歌唱能力やキーの高さの確認が行われました。
久し振りのボイストレーニング
今まででボイストレーニングを受けた事は無いことも無いのですが、合唱をやっていた時期が長いためクラシックの声楽のトレーニングが主で、ポピュラーソングのボーカルのトレーニングは本当に久し振りでした。
少しドキドキしながら、ボイトレを受けるスタジオのある心斎橋まで行きます。
ボイトレの先生は私より少し年下(だと思います)の女性の方でした。
ウォーミングアップと発声練習
自己紹介など少し面談した後、すぐに声出しです。
まずはウォーミングアップと基礎練習を兼ねた発生練習を何パターンかやっていきます。
腹式呼吸を使ったブレス(息)練習、リップロール、ハミング……等々
このあたりはクラシックでも同じ練習をやるので、私にとってはいつもやっている内容でした。
「ポップスでも同じような事をするんだなあ……」
などと考えていると、少し聴いただけで先生から「あ、この練習は不必要ですね」と声がかかりました。
やっぱり声を聴いただけで色々と分かるんですねぇ。
キー(声の出る範囲)のチェック
歌う上での基礎的な技術はすでに備わっていると判断されたようで、早速次のキーチェックに移ります。
先生に言われるままに、色んな高さの声を出していきます。
けっこう高いところから低いところまで、また裏声(ファルセット)のチェックもされました。
キーチェックの結果はマネージャーを通してプロデューサーに送られ、曲作りに反映されます。
先生からは「油断するとすぐに発声がクラシカルになっちゃいますね」とアドバイスされました。
ポピュラーボーカルって中々難しいですね。
次回のボイトレに向けて
次回の練習については「基礎練習は全部すっ飛ばして、既存の曲を使って実践練習をやって行きましょう」との事です。
「何か好きな曲を考えておいて下さい」との事ですが、何を歌えば良いんでしょうか……
まさかいつもカラオケで歌っているキャンディーズやAKB48を歌うわけにも行かないし……
自分の歌いたい曲のイメージに近い、そこそこ有名な既存の楽曲といえば、「勝手にしやがれ」(沢田研二)、「恋をとめないで」(COMPLEX)、「硝子の少年」(KinKi Kids)、「サウダージ」(ポルノグラフィティ)……
さて、どうしましょうか。
(つづく)