甲山の麓から鷲林寺(じゅうりんじ)方面に抜ける『甲山大師道』。
この入り口から、市内を一望できる『神呪寺(かんのうじ)』までの道のりに、
「お地蔵さんがたくさんいるみたい」
との情報が入り、調査。
たくさんのお地蔵さんは、なんと江戸時代から続く「四国八十八か所めぐり」の”写し霊場”のものであることを突き止めました。
写し霊場とは、四国にお参りに行くのは遠いので、全国に大小さまざまな規模の巡礼地が作られたものだそうです。
西宮では甲山の神呪寺を中心に写し霊場が作られたそうです。
では、どんな感じか走って見に行ってみましょう。
せんせーの『走りぽ』スタート!
甲山大師道☞神呪寺
「甲山大師道」と「甲陽園通り」が交わる交差点がスタート地点です。
入口の目印は、この石碑です。
早速奥には、ゆるやかな坂道が見え始めます。
登り始めてしばらくすると、道の左側に「一番札所」の立て看板が!
正式名称は『甲山四国八十八ヶ所(甲山石仏)』。ここがスタートということなのでしょう。
!!!!!?
一番札所を過ぎてまもなく、大粒の雪とヒョウが降ってくるというまさかの展開に!
お地蔵さんはヒョウヒョウとしておられます。
長い年月、嵐が起きても、こうして動じずに甲山大師道を通る人々を見守ってこられたのでしょう。
坂を上るうちに一つ気が付きました。お地蔵さんの足元に「番号が書かれた竹筒」が置かれています。
どうもこれが札所の番号のようです。
甲山大師道の左右に配置された石仏の足元に、この竹筒が設置されています。
神呪寺に近づくごとに、この番号が大きくなっていきます。
ここは11番の札所です。祠(ほこら)になっている場所もあるようです。
これなら雪が降っても仏像さまたちは寒くないですね!
今回、甲山大師道から神呪寺までの道のりにあった石仏(ほこら)は12番まででした。
13番以降は、神呪寺周辺に配置されているようです。
下山後に知りましたが、神呪寺の社務所で地図を頂けるそうです♪
神呪寺到着!
ちょうど雪もやみ、空から晴れ間がのぞいてきました♪
僕のランニングウェアは中も外も、びしょびしょです。
でも最高な取材となりました。なぜなら…
神呪寺から眺める西宮の景色は最高だから!!
皆さんもぜひ「甲山大師道」から「神呪寺」に至る『甲山四国八十八か所』に挑戦してみては?
『甲山大師道☞神呪寺』 ルート(片道1.5km)
このルート↓
参考リンク
聞きかじり西宮歴史散歩『甲山神呪寺八十八ヶ所巡り』