西宮の南の方、臨港線の一本北に「酒蔵通り」という道があります。
この道、実は意外と短いのですがご存知でしたか?
では、「酒蔵通り」を写真で見て行きましょう。
ここが「酒蔵通り」の西の端、堀切町です。
すぐ近くの避難経路の表示にも分かりやすく書いてありますね。
では、ここから東に向かって進みましょう。
まず夙川があります。
夙川を越えると中央図書館。
建石筋を越え……
さらに進んでいくと白鹿の工場が見えます。
えべっさん筋を越えて……
札場筋線との交差点に出ました。
アンリシャルパンティエ(シュゼット)の本社工場があるところですね。
市役所前線……
用海筋を越えると日本盛があります。
煉瓦館を通り……
福祉センター筋と東川です。
ここにはこのような表示があります。
「西宮郷」は旧西宮町(現在の浜脇・用海地区)、「今津郷」は旧今津村(現在の今津地区)にあります。
つまりここまでが「西宮郷」で、今から「今津郷」に入っていく訳です。
津門川を渡り……
今津西線……
今津中学校……
今津小学校と六角堂、その向かいは大関です。
県道343号・今津港津門大箇線との交差点(社前交番前)に出ました。
交差点の所にはこのような表示があります。
さらに東に進みます。
目の前に見えるのが新川です。
新川の橋の上からは新甲子園商店街が見えます。
商店街に入って一つ目の交差点がこの中津浜線との交差点です。
実は「酒蔵通り」はここまでなんです。
道はまだ真っ直ぐ進んでいますが、この交差点より向こうの道には名前が付いていません。
この交差点にある表示も「ここからが酒蔵通り」となっています。
(出典:グーグルマップ)
地図で示すとこの部分が「酒蔵通り」です。
なぜこんなに中途半端なところまでなのでしょうか?
実は中津浜線の辺りには以前「申川」という川が流れていて、川を渡ると鳴尾村だったんです。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい↓
酒蔵があった今津郷は旧今津村なので、鳴尾村との境界であるここまでが「酒蔵通り」なんですね。
今は「西宮市」という一つの大きな町になっていますが、探してみると当時の村の境界などを意外な所で感じる事が出来ます。
日常生活の中から歴史の足跡を探してみるのも、中々面白いかも知れませんよ。