【閲覧要注意!】
これから昆虫料理が飛び出します。徐々にハードな画像になっていくので、苦手な方は止めたいところでストップして下さいね。
今回は元「世界のごちそう博物館スタッフ」であり、社会科担当の教師兼バックパッカーでもあった僕が、友人の「ゲテモノトラベラー」こと伊藤佳彦さんをゲストに迎えて西宮で企画した「昆虫食を学ぶ会」です。
わたし、も一緒に参加しました!
伊藤さんの名刺。世界であまり知られていない国へ赴き、日本人が知らない様々な「食」に挑戦するトラベラーです。伊藤さんいわく、「昆虫は全然ゲテモノではありません」とのこと。
現在、世界で食される昆虫は2000種類にも及び、世界100か国近くに昆虫食文化があります。
確かに、日本もその中の一つですよね♪「イナゴの佃煮」や「蜂の子」なんか皆さんもご存知ですね。
FAO(国際連合食糧農業機関)によると、世界で今も20億人ほどの食生活の一部を担っているという統計もあるようです。
今回はそんな「昆虫食」をさらに深く知るきっかけを作るため、”ゲテモノ”ではなく、”人間にとって大切な食べ物”として「オリジナル料理」にして楽しみながらみんなで食べてみました。
「昆虫食会」メニュー
キーワードは「むし」。
「むし」にちなんだ「蒸し」や「原価無視」などの、虫抜きの料理も織り交ぜながらコースメニューを作成。
それでは、いよいよスタートです。「乾杯~!!」
皆様も昆虫食の世界をご堪能下さい。
【以下、閲覧注意】
「昆虫食会」料理
まずはやっぱりサラダですよね。これは「自然サラダ」です。
ローストされたサクサクのタイ産の「コオロギ」を飾り付け。
野菜のビタミンに、昆虫のたんぱく質を+αして栄養価もアップした自然を感じるサラダです。
「虫食い風 れんこんのソテー (中華バターソース)」です。
せんせーのオリジナル料理。皆さんにもぜひ食べて欲しい「ムシュランガイド」に載せたい一品。
ひょっこりと顔を出した「コオロギ」たちが、チンアナゴみたいでかわいいですよね。
「よく見たら、ひょっこりはん風のコオロギがシレっといるや~ん!初コオロギ(ww)」
「お、おいしいっ!サクッと簡単に噛めるし、臭みもなくて全然イケ~る~」
「こんな感じなら余裕、もっとすごいの期待」
そしていよいよ出ました。ド本命の昆虫たち!!
「幼虫ミックス」ですよ!「カブトムシ」や「タガメ」も!
ちなみにこちらの4袋は、伊藤さんが堺市のこの自販機で入手してきてくれたものです。
オケラやツムギアリもあるんですね!どんな味か気になる~。
幼虫ミックスの全貌!
「ミルワーム」←教室で飼ってたカメにあげてたことがあるやつ!
「スーパーワーム」←スーパーって!成長したらハイパーワームになるんかな…。
「サゴワーム」←なぞ。
「カイコ」←小学校の授業で見たことあるやつ!
お皿にどーーーん!!
キャー―――!!!♡♡(悲鳴?歓声??)
「おいしっ。カッパえびせんみたい!(ちょっと香ばしめの♪)」
「この細長いのおいしいっ!!お塩つけたら旨味倍増」
「平べったい醤油色の大きめのやつは、ちょっとクセあり~」
他の袋もどーーーん!!!!
カブトムシ参上。
仲良く6人でシェアするために伊藤さん、入刀。
惨劇!
カブトムシの味はというと、ちょっと土の匂いが。
満場一致でバッタや幼虫ミックスの方がおいしいという結論に。
タガメも参上。
歯ごたえがすごい!羽のガジガジ触感が半端ない。
「茶碗虫」。こちらも「ムシュランガイド」に載せたい一品。
味はいつも通りの出汁の効いたちゅるちゅるの茶椀蒸し♪
「オオスズメバチのお酒」
お口の中に広がった昆虫たちを一度、スッキリさせるために投入。
大阪の台湾料理・ジビエ料理の名店「台湾食堂」様より差し入れで頂きました。
オオスズメバチ本体は食べれません。
蜂料理はよく滋養強壮などで使用されますね♪
飲んでパワーアップ!?
手包みネパールの蒸し餃子(昆虫は入っていません)
「むし」にひっかけた世界の料理も登場♪
そして〆には、原価無視の「”西洋の松茸”ポルチーニ茸のクリームパスタ~手削りチーズをのせて~」を制作♪(昆虫は入っていませんよ)
以上、初めて食べるものだらけ、勉強だらけの「昆虫食会」でした。
2030年には地球上の人口が90億近くに達すると見込まれています。
地球の食糧問題の解決手段のひとつとして国際的にも注目されている「昆虫食」。
今後の行く末を”食べながら”見守っていきましょう!
※今回使用した昆虫は、あらかじめ加工調理したものを使用しています。興味を持たれた読者の皆様におかれましても、今回のようなに加工されたものをご利用頂くか、専門家のアドバイスを頂きながら「昆虫食」に向かいあって頂くようよろしくお願い致します。
「昆虫食会」に関するアンケート